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全国穴掘り大会@成田ゆめ牧場

少し前になりますが、成田ゆめ牧場で開催された、
「全国穴掘り大会」に出場し、体験取材記事を書きました。


老若男女がひたすら穴を掘る! 「全国穴掘り大会」に出場した
http://news.mynavi.jp/r_career/level1/yoko/2012/03/post_1566.html

ところでこの記事、この媒体の規定により、「ですます調」で書かなければならなかったのですが、
個人的にはこの手のは「である調」の方がハマると思うのです。
ので、である調バージョンをここに載せてみます。(文章のみ)

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全国から老若男女が集まりただ一心不乱に穴を掘るイベント――それが千葉県・成田ゆめ牧場が主催する「全国穴掘り大会」だ。1~6人までのチーム制でひたすら穴を掘り、最も深い穴を掘ったチームには賞金10万円を進呈する気合の入りよう。

口コミやネットでジワジワと広まり、なんと今年で12年目を迎える。ただ穴を掘るだけのイベントが12年もとは……なかなかに感慨深い。聞けば、大会で掘った穴は、一週間後には牧場スタッフがせっせと埋めるのだそう。ではなぜわざわざ穴を掘るのか。すぐ埋めるのに? イベントの実態を確かめるべく、現地で体験してきた。

ちなみに、今年は259チームが参加し、ほとんどが6人でチームを組んでるとのこと。単純計算で、約1500人が穴掘りのためだけに成田市までやってくる……すごい話である。

成田ゆめ牧場に着くと、周囲にはヘルメット、はしご、業務用スコップにロープ、とえらく本気の装備でスタンバイするオジサンたち。彼らのジャージや作業着の背面には"○○工業"、"○○水道"とプロアピールが。"牧場でただ穴を掘るだけのイベント"など、どう考えてもノンビリ優雅なファミリーイベントのはずなのに、この汗臭さは一体どういうことだろうか。

紙によく分からない計算式を書いて打ち合わせをするチーム、イベントスタートから終了までのペース配分を打ち合わせるチーム。ところどころで円陣を組む様子まで見受けられた。彼らの何がそんなに穴掘りに駆り立てるか。

チームのひとつに声を掛けてみると、「んあ? 取材? 試合開始してからは寄ってこないでよ!」とうるさそうにあしらわれてしまった。どうやら愛知県から毎年はるばる参加しにきてるそうで、今年こそはとこの試合に賭けているのだとか。ほかにも、今年は北は長野県、南は愛媛県までと地方からの猛者も多数。

参加者のおおまかな比率は、工事関係者等のプロが35%、プロ以外の若い男性が30%、家族連れが25%、若い女性が10%といったところ。ただ、たったひとりの孤独なチームで、しかもショートパンツにタイツのような普段着の20代女性は筆者以外に見当たらなかった。

おのれの穴掘りへの情熱の足りなさを猛省し、孤独をかみしめてるうちに、試合開始のカウントダウンが始まった。

試合スタート!
その一言で全チームがすさまじい勢いで掘り始める。「うぉぉぉぉー!!」とどこからか猛り声まで聞こえてきた。「ああ、これは穴の深さでは勝てない」と軟弱な筆者は早々に気迫負け。大きさがダメなら、形で勝負だ。穴を審査するのは、主催の成田ゆめ牧場のスタッフ。 ならば、「御社のこと、大好きです」と言わんばかりに媚(こび)を売った穴を掘ればいい。そこで、筆者は「ゆめ牧場」と地面を掘る、いや、彫ることに決めた。

ところが。

……掘れない。思った以上に地面は固く、やっとの思いでスコップをさしこめても、雑草の根っこが邪魔をし、数cm掘ることすらままならないのだ。「ゆめ牧場」と堂々たる媚び穴を掘るなど夢のまた夢。ゆめの「ゆ」の字すらまともに掘れたものではなかった。

開始3分もたたずして試合放棄した筆者。

対して、いい顔して泥だらけになっているほかのチーム。

結局、「ただ地面の固さにイライラしただけ」という思い出のみが残り、試合終了の合図が鳴り響いた。穴ひとつまともに掘れないなんて……と肩を落としながらほかのチームの穴を見てまわると、ほとんどが深さ1m前後の穴を掘っている。そればかりか、富士山を模した穴や、字や絵を描いた穴など、もはや穴の範疇に収まりきらない力作も。

全259個の穴の計測・審査が終わるのを、牧場で牛と戯れたり、牛を食べたりして待つこと数時間。ようやく結果発表が始まった。
芸術的な穴との評価で「ユーモア賞」に輝いたのはこの穴。
(写真を載せるのは面倒なので本家サイトを見て下さい(;ω;)
http://news.mynavi.jp/r_career/level1/yoko/2012/03/post_1566.html
穴の深さこそ35cmと優勝には遠く及ばなかったとは言え、穴にハマった人やHELP!の文字を添えることで、穴の浅さをごまかすことに成功している見事な作品だ。

そして、優勝はなんと3m39cmもの深い穴を掘ったチーム。当然ながら、優勝チームを始め、上位に名を連ねる面々は、ほとんどが土木工事関係のプロだった。

ちなみに、優勝賞金は、50円玉を並べて「十万」と描かれた10万円。優勝チームは、これをそのまま渡され、家に持ち帰ることになる。あれだけの固い地面を3m39cmも掘れるなら、何のことはないのだろうけれど。

主催の成田ゆめ牧場・鈴木卓さんは、「穴掘りはれっきとしたスポーツ。世界で一番力の入る脱力系スポーツイベントですよ」と笑う。もともとは、冬場の牧場の集客のために、インパクトがあり、わかりやすく、大人からこどもまで誰でも参加できるイベントとして企画された当イベント。むやみに力任せで掘っても優勝は難しく、緻密な作戦とチームワーク、知力がとても問われるのだそう。

たとえ筆者のように非力で根性なしでも、他チームの穴作品や、穴を掘る人々を眺めているだけで非日常感を味わえる上、無心に穴を掘り進める人々の熱気に包まれるのは、異様な中毒性すらある。日本でおそらくここでしか味わえないその中毒性こそが、12年もこの謎の大会が愛され続けているゆえんなのかもしれない……。
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これで全部である調になったかな?
ザーッと流し読みしながら語尾をチマチマ変えたので、ミスあるかもだけど‥。

ですます調とである調の向き不向きは色々あるのですが、
書き手側をオトす自虐系にするときは、ですます調、
取材対象をオトすイジり系にするならば、である調、
がハマるのかな‥。
媒体側の規定がない限りは、どっちで書くかはわりといつも感覚で決めていて、
あまりこのあたりはじっくり考えた事がないので、
考えがまとまったらまたブログにでも書きたいところです。

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