« ゲーム「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」がだいぶヤバい | トップページ | ハッフルパァァァーフ!とか、悪魔の実とかかめはめ波。あと、カタツムリ。 »

あの、カレーの話。

先日、ひょんなきっかけで、こんなイベントに出演してきた。
「こんなイベント、TVはもちろん、ネットでも配信できないし、あのロフトも怖気ずく、どうしてこんなことをしようとするのか、俺たちにもわからない、でもこんな時代だからやるしかないんだ、生きていくんだ、それでいいんだ、オケラだってアメンボだってみんな、みんな生きているんだ、でも蟻とだんご虫は前回のイベントで死んだ、どうなるか俺らにもわからない、まさにこれぞ、キングOFイベント」
というイベント。
Twitterでリンクをツイートしようとすると、こうなる。
Ive
-68文字。

タイトルからは何をするかが分からないが、イベントページを見ると、
当日やろうと予定している気の狂った企画案が大量に列挙されている。

ちなみに、主催者はこんな人→ 一人SM-Youtube(動画は前回のもの)
この「一人SM」は、今回のイベントでも披露されたが、
ディ●ニーのパレードの曲をBGMに
「俺様……! ああっ俺様ありがとうございます…!(鞭で叩く)アアゥッ……! 
どうだ? 痛いか? 俺?(叩く)アゥッ……!」
などと奇声を発しながらパフォーマンスする姿は、一見の価値ありであった。

ともあれ。
イベントページに雑多な企画案が出されていながらも、
注目度が最も高かったのは、やはりこれである。
「う○こ味に限りなく近いカレーを作るドキュメント」
みんな、イベントの内容がよく分からないから、
「う○こカレーのイベントに出ます」とか告知していたし、
「う○こカレーのイベントに出るんだ…へえ…すごいね…」と認識されていた。
別にう○このイベントってわけじゃないのに。
友達が一人、また一人、と減ってゆく音が聞こえた気がした。

当日は、ゲストに、そのもののソレを食べたことがある、という方がいらしていた。
一般人ではなく、その道のプロの方である。
主催のおはんぽんさんは、「イベント当日までに経験者が見つからないと、
僕が食べないといけなくなる!」と自らに鞭打ち、
行く先々で「食べたことある知り合いいませんか?」と決死の思いで聞いて回ったのだという。
なんというかこう、人生の歩み方として、大丈夫なのだろうか。

ゲストのA子さん(推定70歳)は、それはそれは誠実そうな女装姿のお爺さまで、
ソレの世間での扱いとは対極にいるような人だった。
生い立ちや目覚め、SM女王様とのあれこれをとうとうと語るA子さん。
あくまでも腰が低く紳士的に、しかし、どこか「この味の良さがわからないなんて」
とほのかな優越感を抱いているような感じも少しした。

A子さんのインタビューと並行して、カレーのレシピが紹介される。
ゴーヤやにがり、センブリなどが使われることから、「苦いのか?」という話に。
すると、A子さんがウンウンと力いっぱい頷いている。苦いらしい。
だが、いくらレシピに苦そうなものが盛り込まれていようと、
天下のカレーである。あの、何を入れても失敗がないと言われているカレー。
彼女が初めての手料理でカレーを振舞ったら、高確率でその子は料理経験値が低い、
と言われているカレー。あの懐の深いカレーが、う○こになりかわるなんて、ねえ。
(デイリーポータルZの記事でも、「カレーVSくさや」でそこまで惨敗はしていない)

A子さんに、前日食べたものによって味が変わるのか?(→変わるらしい)
肉食と菜食の人のものではどちらがおいしいのか?(→菜食のほうがあっさりしていてオススメらしい…)
などと質問したり、ほかのコンテンツを進めたりするうちに、
カレーが出来上がった。
遠くからでは、さほど嫌な臭いはしない。カレーのいい匂いがするくらいだ。
しかし、出演者の目の前にカレーが置かれると……、
あぁ…牧場のにおいがする…。
牧場の…爽やかな朝の……草原の中に立つ小屋の、牛の、茶色い……。

一口、いや、ひと舐めでバタバタと倒れていく出演者たち。
「い~い匂い!」「おいしい!」と二口、三口ほおばるA子さん。

かくして、
誰もが小学生の時分に口にしたことのある“究極の選択”の片方が実現可能、と証明されたのである。
(その他観客レポートも併せてどうぞ→ブログTogetter

イベントのラストで、出演者がそれぞれ振り返りのコメントをしたのだが、
皆一様にカレー経験を経て得たものについてばかり話していて、
なんかの自己啓発セミナーの後みたくなっていたのが印象的だった。
なかでも、頼まれてもいないのに自主的に6口くらい食べていた
出演者の架神さんは、終了後の楽屋でもひたすら、
「一生モノの武器を手に入れた! この経験は宝だ」
と繰り返し語っていた。

後日ブログにも綴られていたが、
「よく考えて欲しいのだが、これは一生モノの武器である。今後生きていく上で皆さんは老若男女様々な相手と、何度となくうんこについて語り合うこととなるだろうが、うんこの味に話が及ぶたびに、あなたはしたり顔で語ることができるのだ。うんこは苦かった、そりゃあもう苦かった、と。」

こう書かれると、何だか偉大な体験をしたように思えてくる。

「うんこは苦かった」(架神・2013)
「地球は青かった」(ガガーリン・1961)


また、今回のイベントを開催したことで、
「う○この味は苦い」という事実のほかに、もう一つ分かったことがある。
参考にさせていただいたこのレシピを作った人はまず間違いなく本物を食べたことがあるだろう、ということ。
なんなら、レシピ公開に至るまでに、苦みやコクの調整など、
何度も試行錯誤している可能性すらある。

日常的に本物を食べる人が果たして、
野菜キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
くさやキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
うんこ味のカレー
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_-)=゚ω゚)ノ━━━!!!!

などとここまでポップにレシピ化するのだろうか、といささか疑問ではあるが。

出演者、観客、多くの人々の心に爪痕を残して、イベントは幕を閉じたのだった。


[関連リンク]
知る人ぞ知る8bitアーティスト・サカモト教授が丸裸に!?『サカモト教授完全攻略本』
http://www.cyzo.com/2012/04/post_10392_2.html
小学生という生き物はたいていがウ○コ好きと相場が決まっている。

« ゲーム「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」がだいぶヤバい | トップページ | ハッフルパァァァーフ!とか、悪魔の実とかかめはめ波。あと、カタツムリ。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1118397/52059605

この記事へのトラックバック一覧です: あの、カレーの話。:

« ゲーム「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」がだいぶヤバい | トップページ | ハッフルパァァァーフ!とか、悪魔の実とかかめはめ波。あと、カタツムリ。 »

【仕事経歴】

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ついったー

  • Twitter
無料ブログはココログ