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あられもないトークが炸裂? 夢を語って恥部を公表!? 参加者全員で交わり合う『エロスピワーク』に潜入

※2013年12月で閉鎖した「ハピズム」というサイトで書いていた記事の転載です。

 夜見た夢を語り合うことでめくるめく官能の世界へといざなうイベント『スピ研 ~エロスピワーク~ 第四回目』があると聞いて、いてもたってもいられず、編集Tとともに乱入してきました。エロと夢、それってつまるところ、参加者の皆さんが見たあられもない夢の話で、たっぷり楽しませていただけるのかしら。キャッ。

 いざ、会場入りしてみると、思いのほかこじんまりとしたスペースで開催されるようで、参加者は10人に満たない少人数。主催のSugarさん(占いユニット「not for sale.」メンバー)が開口一番「もちろん、あなた方にも夢について語っていただきますよ」とさも当たり前のように言い放ちました。ええっ、どうしよう、人の淫夢は聞きたいけど、自分の淫夢なんか語りたくないよ! 急にソワソワしてきた私と編集Tの心中を察してか、「語るのは、いつ見たどんな夢でも大丈夫ですよ」とSugarさんは付け加えました。なーんだ、必ずしもアンナコトやコンナコトをしてる恥ずかしい夢の話じゃなくてもいいのね、安心。

 でも、なんの変哲もない普通の夢を話すだけで『エロスピ』になるの? それのどこがエロ? 今日のエロスピワークを仕切る魔女・谷崎榴美さんに聞いてみました。

谷崎榴美さん(以下、榴美) 夢というのは、本来自分の中だけで起こるもの。また、夢の中では不条理なことや現実には起こりえないことが平気で起こりますよね。つまり、夢では誰もが、あらゆるたがが外れて何でもありの状態になっています。そんな自分の中だけの特別なものである"夢"を語り合ってみんなで共有するのは、最高のスワッピング・交わり合う行為だと思います

 ほほう......分かったような、分からないような。そうこうしているうちに、魔女っ子・榴美さんはいそいそと祭壇の準備を始めました。アンモナイトの化石に、謎の羽、細工が施されたグラスといった、いかにもご利益がありそうなものが続々と並べられていきます。
Erosupi01
ありがたい品々が揃った祭壇......だが、ロウソクはフランフラン製って、そんなんでいいの!? おなじみのお店の商品で祭壇が作れるなんて……。

榴美 "地水火風"の要素が揃った状態は自然の力が高まって、浄化されやすいので、それにちなんだものを並べています。逆に言えば、これら"地水火風"の要素であればなんでもいいんですよ♪ これなんかはフランフランで買ったロウソクだし、今お水を注いだグラスは、アメリカンラグシーで買いました

 この言葉ひとつで、孤高の存在だった魔女・榴美さんに対して、急激に親しみが湧いてきました。魔女って以外と庶民的なのね。

 そしていよいよ、順番にひとりひとり、今までに見た印象深かった夢について語る時間がやってまいりました。

■最高のスワッピング、夢語りスタート
編集T 私がよく見るのは、歯が砕けて粉々になって、その粉を口から吐き出す夢ですね......。歯を一本、差し歯にして以来、この夢をしょっちゅう見るんです

参加者Gさん 自分の家に入って来ようとする謎の人物がいて、僕はそれを必死に食い止めている、という夢をよく見ます。他人に家の中を見られたら恥ずかしいから、何が何でも家の中には入ってきてほしくないんです!

参加者Aさん 過去に、部屋中にあるたくさんのツボをバリンバリンと割っている夢を見ましたね。僕がツボを1つ割るたびに、母親が悲しそうな顔をしていました

ライター朝井(筆者) よく見るのは、"追いかけられる夢"です。追ってくるのは、謎の組織だったり、悪い人だったりで、舞台は学校や体育館などのわりと現実的な場所。捕まると殺されるから、変な空飛ぶ乗り物に乗って全力で逃げるんです

Sugarさん(以下、Sugar) 小柳ルミ子のようなケバケバしいオバサンが全裸で寂しそうに応接間の隅の方で横になっていた。かわいそうだと思って添い寝したら、口をワァーッて開いて舌をレロッレロッとしてきて、喰われそうになって......。そのオバサン、ちょっとうちの母親っぽかったかも

 このように、参加者がそれぞれ夢の話をし、ひたすらフンフン聞くこと1時間強。夢分析の専門家がいるでもなく、ただただ各々が夢の話を垂れ流しにしていく光景は、いくばくかシュールな様相を呈していました。ただ、いざ自分の番になって話し始めると、なぜか解放感に満ち溢れ、頬が上気してくる感覚がありました。イベント開始前、さんざん「私、全然夢見ないんです!」と言い張っていた編集Tですら、せきを切ったように延々語っていたくらいです。夢語り、気持ちイイ!

 とはいえ、残念ながら、淫夢らしいものは誰の口からも出ませんでした。やーね、生ぬるい夢ばかりで。みんな本当はもっといやらしい夢見てるでしょっ。これのどこが"エロスピ"なのよ! 不服そうな私を諭すように、Sugarさんと榴美さんが、今回の『エロスピワーク』を通して見えてきたことを語ってくれました。

Sugar 今日の夢は、"秘められたエロ"というよりも、"分かりやすいエロ"という感じでしたね。もろに身体に関わる歯の夢や、母親の夢、誰かに追われたり、家の中に入られたり、と。なぜ"追う夢"ではなく"追われる夢"なのか、とか、なぜ家の中に入ってきてほしくないのか、というあたりに、皆さんの性意識が見えてくる気がしました

榴美 全体的に母親が出てくる夢が目立ちましたが、そもそもエロティックなものの出発点は父親や母親です。だから、夢の話をすると、不思議と両親の話が出てきやすいのでしょうね。また、皆さんに語っていただいた中で特に印象深かったのは、参加者Gさんの"家の中に踏み込んで来られるのを食い止める夢"。これは、秘密の部分をさらし合うことの恐怖の現れかもしれません。このように、夢はその人の深層心理を読み取る材料になりえます。こうやって不特定多数の人の前で夢を語るのは、自分の深い部分を人に見せることでもあり、恥をかくかもしれない。とてもエロティックな行為ですね

 今回出た一見普通な夢の話にも"エロティック"を見出していた主催のお二人。エロって、奥深いものなのね。エロ=淫夢、と短絡的な思考しかできなかった自分の底の浅さにちょっぴり落ち込むと同時に、お二人のエロ想像力に脱帽。そもそも、こんな公共の媒体で「淫夢」「淫夢」と直接的な言葉を連呼する時点で、何かが間違っているような気もします。"母親"や"家"といった、象徴的な存在からエロに結びつけるその考え方は、エロというよりも"エロス"。保健体育というよりも、倫理の授業。スピリチュアル界で働く人々は、さすが、思考回路も高尚でした。(取材・文/朝井麻由美)

※2011年8月公開記事です。
本記事の過去リンクはこちら(現在はリンク切れ)

http://happism.cyzowoman.com/2011/08/post_49.html

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