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水行で風邪をひくのはむしろウェルカム!? 風邪を治すことが"娯楽"という修行僧の生活

※2013年12月で閉鎖した「ハピズム」というサイトで書いていた記事の転載です。

 とある修行僧・大平駿介さん(仮名)に聞いた話である。山奥のお寺に寝泊まりする彼が、毎年真冬にしているのが"水行(すいぎょう)"。単に滝行のことを水行と呼ぶお寺もあるが、大平さんのお寺では、両者は明確に違いがある。

 大平さんらの励む水行は、1月下旬の最も寒い時期に約2週間、毎朝4時に起きて洗面器いっぱいにはった水を頭からかぶるといった内容だ。それも、洗面器30杯分を連続でかぶり続ける。そのときの格好は、ふんどし一丁。当然、修行僧とて人間、真冬の朝にふんどし一丁で水をかぶれば、あまりの冷たさに山じゅうに、「うおーーーー!」「いよっしゃあああああ!」といった絶叫がこだまする。

 大平さんが師と仰ぐ住職は、こうした修行を究めた結果、世の中を先読みする能力が身に付いたのだという。「師匠は、修行の高みに達したとしか思えない発言ばかりするんですよ。デジカメが出てくる10年前にはすでに、『フィルムカメラがなくなってデジカメが主流になる時代がくる』と言ってましたし、ダウンがまだ一般的じゃなかった20年前にはすでにダウンの流行を予言していました」と熱弁する。

 今年も、1月末に水行を終えたばかりだと語る大平さんはマスクをしていた。水行をしてひいた風邪が、まだ治らないのだそう。それどころか、過去には風邪をひいたまま水行を続けたことで、気管支炎になって入院したこともあると言う。そこまでしてなぜ?と問うと、彼曰く「水行の期間中に、病気になったからといってやめてしまうと、それは修行の趣旨と違ってきてしまう」。

 大平さんによると、修行の目的とは、"肉体を殺して、魂を生かす"。つまり、風邪をひいたからといって修行をやめるのは、"肉体を殺す"のではなく、"肉体を生かす"ことになる。「風邪を治そうと肉体を生かしたら、せっかく修行で魂を生かそうとしているのが台無しになります。肉体を生かすのは娯楽なんですよ」と彼は続けた。

 修行僧にとっては、風邪を治すことすらも"娯楽"とは! 一般市民にとってのお酒やマンガにあたるものが、彼らにとっては、"風邪を治すこと"なのだ。おみそれいたしました......! (取材・文/朝井麻由美)

※2012年3月公開記事です。
本記事の過去リンクはこちら(現在はリンク切れ)

http://happism.cyzowoman.com/2012/03/post_559.html

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